釣り脱初心者を目指す話

 そろそろ自分の趣味の項目に釣りと書いていいぐらいになってきたと思う初心者。数年前に海沿いの街に住んでいた時に釣りの師匠(職場の先輩)と出会ったことで釣りの魅力に引き込まれた。引っ越ししてからしばらく離れていたが、去年から、海釣り、川釣りに区別なく釣り熱が再発して、とうとう一人でも出かけるようになってしまった。とはいえ、初心者からの脱皮の時期を待ち続けながら、ボウズ(釣果0匹)を重ねている。しかし、世の中には「ボウズ知らず」とも呼ばれる釣りのスタイルがあるのだ。

 その名も「穴釣り」。

 穴釣りは海岸沿いのテトラポットなどの隙間に住み着いたカサゴなどの根魚を「ブラクリ」という仕掛けで釣る方法。根魚は自分の巣穴付近で一生を過ごすため、魚がいる穴に餌付きの仕掛けを落とせば、ほぼ確実にゲットできるという寸法。南国の色鮮やかな熱帯魚まで食うという「キャッチ&イート」を信条にしている僕にとっては、カサゴという美味さが約束されたものを狙う、かつ釣れる、素敵すぎる釣りなのだ。

 が、方法が分かっても釣れないのが、初心者。先日4度目の正直で、やっと初めてのカサゴが釣れた。「アラカブちゃーん!(カサゴのこと)」と心で叫んだのは言うまでもない。

 

 そもそも釣りとの出会いは小学生ぐらいの時に、親戚の釣り好きのおじさんに連れて行ってもらったのが初めだが、当時の僕はそのおじさんのことを「ものすごくダサく」感じていたので、「釣り=ダサいもの」という謎の固定概念があった。こういう初めての出会いは今思えばすごく大事で、母親はその昔、時代のブームに乗ってフォークソングのバンドを組んでいたらしい。その母親はギターをたまに引いて見せてくれたのだが、母親をかっこいい物と考えていなかった僕は、その花柄のギターベルトを見てこれまたダサい物と考えてしまったのだった。今では、ギター弾ける人めっちゃかっこええやんと思っている。なぜ、あんなに早く出会っていたギターに手を出さなかったのか。。。非常に悔やまれる。。。

 釣りに関しては離れてしまった理由はもう一つある。魚が釣れた時には当時の僕でもさすがに面白さを感じたし、もっと釣ってみたいと思った。しかし、ここに第二の問題があった。その後もおじさんだけでなく、父親とも何度か釣りに行ったのだが、「釣りの仕組み」を教えてくれることはなかった。年を取るにつれて分かったことが、自分がなんでも「仕組み、理由」を理解しないと気が済まない性格だということ。釣りをするのにも「とりあえず、餌付けて投げればいい」、と言われても、なぜこの仕掛けになっているのかというようなことが分からないのが気持ち悪かったらしい(らしい、というのは今ではそここそが釣りの楽しみだと理解できたからという半分後付けだが、、)。もちろん、子供に理解できないからということもあったのだろうが、メンドクサイ性格のその憎たらしい子供には、それが必要だった。

 釣りの師匠は棚の意味、魚の習性、仕掛けの必要性など、釣りの難しさを教えてくれた。年を取ったメンドクサイ子供がまんまとハマったわけだ。そして、最近の釣りをする人は結構お洒落で、かっこいい。当然僕がかっこいいわけではない。いまだ初心者で、恥ずかしがり屋の僕はお洒落でかっこいい釣り人たちに、自分の釣りを内心笑われているのではとヒヤヒヤしながら、かっこいい釣り人を目指し竿を振っている。

 

 初めてのアラカブちゃんとの出会いの後の夕間詰(日暮れ前後)一人練習がてら(釣れないので全てが練習になってしまう)ルアーを投げていると、ファンキーなカップルがやってきた。クラブミュージックが似合いそうな二人はシーバスを狙いにきたらしい。お洒落。かっこいい。手練れ感。

 しばらく、となりで釣っていると、俄かに水面が騒がしい、、足元に大きめのジャコサイズの小魚の群れが回ってきたのだ。初心者の僕は、こんなこともあるんかぁ、程度にいたのだが、隣から女性の声が上がった。「はじまったんじゃない?」「はじまったね!」とテンション高めの彼氏が答える。「(なに?何の話?)」心で尋ねる。。すると、5分もしないうちに、結構なサイズの魚が小魚を追って走り回りだした。そこかしこで、小魚が逃げまどい飛び跳ね、でかい魚も跳ねる。

 これか!これが夕間詰の力か、、、すげー、いける気がする!釣れる気がする!間違いなく、始まっている!

 初めてのことにテンションが上がって、ルアーを投げまくる僕。多分、自分が持っている竿とルアーでは上がらない気がするが、関係ない!とりあえず、投げる!!そして、気づく。

 僕の周辺が一番魚がいる。。。これは、、、まずい気がする。。。ふと隣を見ると、、、やはり、隣のカップルが僕の方を見ている。。。明らかに素人が邪魔をしている感の目線を感じる。。。

 

 

 

 ・・・そういえば、そろそろ帰らんとあかん気がしてきた。うん。間違いない。寒いし。今日は俺釣れてるし、アラカブちゃんがいるし。ボウズちゃうし。初心者やし。。

 

おわり。

 

 

出産予定日100日前ぐらい前にエコー検査を見に行った話

 子供の出産予定日までのカウントダウンが100日を切った。まだまだ時間はあるようだが、どうやらそれを思ってるのは僕だけらしく、嫁さんには色々と怒られている。

 こないだも「そろそろ産まれてから着る服とかも用意しないと」と言われて、「何を気の早い」と言いかけて怒られた。少し考えれば当たり前の事なのだが、産まれてくる子供は文字通り裸一貫で産まれてくる。産まれてから、やおらウィンドウショッピングなんて話ではないのだ。世の中の懸命な父親方はそんな事はないと思いますが、僕はこのレベルからのスタートなのです。。。

 無知だけでなく、僕の性格が災いして怒られることも多い。うちの嫁さんが「エコー検査では心臓が点滅して見えるねんで」と言ってきたとき、「へぇ、心臓の膨張、収縮で反射位置が変わるから点滅してみえるんかなぁ」と言ったら、怒られた。嫁さんも理系人間の端くれなんだから、このぐらいは理解してほしいところでもある。。

 

 そんなエコー検査に付き添える機会があった。

 ご存知の方も多いと思うが、エコー検査とはざっくり言えば、超音波の反射によって胎児の様子を確認する検査だ。単純な胎児の様子だけでなく、妊娠時期と胎児の大きさの関係やその他の異常の兆候の有無を検査することができるらしい。

 子供の性別のも検査で分かることの一つ。嫁さん曰く、足の付け根に「然るべきもの」があれば、男の子、確実になければ女の子という判断基準。赤ちゃんの自身の足でうまく隠されているとわからないらしく、うちの子はまだわかっていない。

 自分に子供ができる前は、性別なんて生まれてからわかればええやん、と思っていたのだが、冒頭の事前準備の通りで性別が分かっているだけで、用意するモノを考えるときに便利だということを、最近理解した。一番重要なのは名前で、今は男の子の名前と女の子の名前を両方考えている状態、けっこう大変だなと思う。今回の検査ではわからなかった性別もそろそろ明らかになるかもと、嫁さんの誘いもあり、付き添いさせてもらうことにした。

 うちのすぐ近くに総合病院があり、嫁さんはその産婦人科に通っている。基本的に付き添いは自由で、産婦人科のところに行くと、平日なのに思ったより多くの付き添いの旦那さんがいた。検査室に呼ばれるとすぐに検査に移る。ベッドの上に横たわった嫁の腹にエコー検査用のジェルを塗って準備完了。センサを当てた瞬間に胎児らしき画像が画面に映される。

 

正直、なにが何やら全く分からない。

 

今までも家で嫁が持ち帰ったエコー写真を見せてもらっていたのだが、なんとも理解するまでに難しい構図が多いのだ。

 風の谷のナウシカで、ミトが「そういえばこいつは人の形にも見えます」というシーンがあるが、何度見ても理解しきれていないことを思い出した。

 そんな馬鹿なことを考えているうちに、画面いっぱいに、いきなり、骸骨が映し出された。先生がそれを見て「口開けてかわいいね」とおっしゃってくださるのだが、ホラー画像でしかない。さすがに嫁も複雑な顔をしているが、二人してとりあえず、愛想笑いをしておいた。

 今回のエコー検査でも無事「異常なし」の判断を受けたのだが、少し期待していた子供の性別は今回もお預けとなった。「恥ずかしがりやなのかな」と、こういう事態に対してしっかりと用意されていたようなセリフを、先生からいただいた。

 

 検査が終了した後に嫁さんに感想を求められたのだが、「先生が手元の微妙な具合で、反射の深度をコントロールしているっぽいのが、興味深かった」といってまた怒られた。

 

 家に帰ったあと、ネットでエコー検査について調べると、エコーで赤ちゃんに異常が見つかった人のお話などを見つけた。読ませていただいているうちに、異常なしの判定をもらえるだけで、とてもありがたいことだと改めて実感した。元気に育ってくれれば、やっぱり、性別なんて生まれてからでええわ。

 

 

おわり

 

 

関西人と関西弁の話

 関東にいると、街中で聞こえる関西弁がとても気になる。ただ、聞こえるだけならもちろんいいのだが、結構大声で、恥ずかしい感じの旅行客(だと思う)が多い。今日もエスカレータの上から、いかにもな、関西のおばちゃんが大声で降りてきた。人のふり見て、、、自分たちも注意が必要だ。

 

 うちの夫婦は地元公立高校の同級生で、共に関西出身。ただ、嫁さんの親は共に四国出身の人なので、代々にわたり関西の水呑百姓として君臨してきた我が家とは歴史が違う。子供の頃から関西弁の英才教育をお互いに受けてきたにも関わらず、関西を出て十年以上も立つ僕より、3年程度の嫁さんの方が遥かに標準語を使いこなしている。入社の時、影で若手芸人とあだ名をつけられるくらいだった僕の関西弁は今も根深く、いまだ周囲には「コテコテの関西弁」をしゃべる人と思われている。一方で、自分では自分が話す関西弁の色がすごく薄まっていることを実感している。たまに地元に帰って友人と話をするときには相当の注意を要する、マクドナルドを「マック」などと一度でも言おうものなら、周囲から耐え切れないほどの罵声を浴びせられるのだ。

 僕が考える「関西弁が他の地方の方言よりも抜けにくい理由」は主に二つある。一つは、関西弁には敬語があること。誰かに「○○する?」と聞くときでも「○○します?」「○○しますか?」「○○しはりますか?」と原形を含めて4パターンあり、それぞれ使うときの立場と気持ちが異なる。方言に敬語があることが少ないのか、「方言出ないね」と聞いたときに「敬語でしゃべるから標準語になってしまいます」と言われることが多い。もちろん僕は関西敬語で修士号を取得しているので、無意識のうちに、会社でも、取引先の相手にも関西敬語を使ってしまい、お里が知れる。関西以外の出身の人には注意されることもあるが、なかなか抜けない(抜く気がないでしょとも突っ込まれる)。関西弁が抜けにくい理由、その2は、お察しの通りで、関西出身の芸能人がメディアで使うからだ。昔からTVなどでは明石家さんまさんをはじめとした、関西出身の芸人さんが関西弁をそのままの言葉で使っていたため、関西弁に対する周りの違和感が比較的小さく、理解がされやすい。関西以外の出身のお笑い芸人が多くなり、関東の人でも「ボケ」「ツッコミ」を意識するようになった今でも、やはり関西出身のお笑い芸人の数が圧倒的に優勢に見える。

 関東にきて関西弁をしゃべっていると、「関西人て面白いことゆうんだよね?」感を押し付けられることがたまにある。いや、よくある。関西人にもいろいろな人がいるのだが、笑いの英才教育を受けている関西人への期待の表れだろう。関西弁と「お笑いの文化」が切っても切れないということだけは全国の共通認識らしい。

 

 関西の土曜のお昼といえば、ご存じ吉本新喜劇である。ゆとり教育以前、土曜の午前中授業が終わった後、関西の小学生は皆、石を蹴りながら家に着いた後、「すっきゃねん」を食べながら新喜劇を見る。全員見る。ほぼ毎週同じボケを舞台や順番を変えて演じているだけなのだが、10年以上は欠かさず見ていたように思う。関西の子供たちはこの新喜劇を通して、「ボケ」「ツッコミ」の役割と方法、間、リアクション、その他笑いに必要な素養を身に着けていく。いつのころからか、「お笑い」とか「お笑い番組」とかいう表現を受け入れてしまったが、そもそも関西にいたころは「お笑い」などと特に意識的なカテゴライズをせずに、「いつもそこにある不可欠なもの」という認識をしていたような気がする。そしてなぜか関東人は笑いに理解がないとか信じていた。「8ちゃん」を軸に動いていた我が家のTV、朝の顔大塚さんが「ボケ」と「ツッコミ」を軽部さんに語るのを見たとき、宇多田ヒカルを初めて聞いた時と同じ「時代が変わった感」を感じた。でもなぜか、宇多田ヒカルと違って、ちょっと引いた。

 

 さて、関西人の両親が関東で育てる子供の言葉はどうなるか、我が家にとっては地味だが、確実に由々しき問題だ。おそらく家では関西弁、外では標準語を使いこなすバイリンガルとなると思う。しかし、身内に関西人しかいない人間として、初の関東人身内が登場した時にどんな反応をするのか。また、関西人としての笑いの素養をどうやって身に着けさせるのか。相当な覚悟が必要かもしれない。知らんけど。

 

 

おわり

プレパパセミナーに行ってきた話

 このブログは生まれてくる子供に当時の記憶を残すということも大きなテーマである。

 その第一回目に相応しいかもしれない、プレパパセミナーというものに行ってきた、そんな話。

 こんなに正直に書くと、子供と嫁さんに激怒されること間違いなしだが、はっきり言ってまだ実感がない。そしてすでに30歳を軽やかに飛び越えたにもかかわらず、「立派な父親」というものになれる気もしない。そんな、気持ちを知ってか知らずか、嫁が行きたいと言ってきたのが、所謂マタニティセミナーというものだった。

 有体にゆうと、ベビー用品メーカが子育ての事前体験とアドバイスを提供する代わりに、「そんなとき、うちの商品では、、」と宣伝をするという会である。うちの嫁さんは里帰り出産をする予定なので、生後3か月程度の途中から子育てに合流することになる頼りないパートナーの実力を少しでも底上げしようということらしい。

 このようなセミナーに一人で行く勇気のあるパパはまだまだ少ないのだろう、夫婦同伴ではあるが父親主体の「プレパパセミナー」に行くことになった。この「プレパパ」という単語すら、昭和生まれの僕にとっては、とても恥ずかしいものなのだが、この時期の嫁さんの機嫌を損ねるほど馬鹿でないので、「俺もそういうの探してたんだよ!」と顔に書いて返事をした。もちろん、予約は嫁さんに合わせ、金曜日夕方、会場へと向かった。

 今回のセミナーはNHKのテレビ小説「べっぴんさん」のモデルにもなった、皇室ご用達(wikiによると)の子供服メーカが提供しているもので、無料。場所は代官山の駅を出て1~2分歩いたところの通りに面した2階という、その道すがらの1~2分だけで一クラス分のお洒落に敏感な人とすれ違えそうな、場所である。。おいおい、こんな高そうな店で装備を揃える稼ぎはねぇぜ、、と心の中で聞こえる声はとりあえず無視しつつ、店に入った。

 プレパパセミナーの参加者と思わしき6,7組のカップルが店内をなにをするでもなく、漂っている。関西出身の血が騒ぐ僕は、赤ちゃん人形の表情をひとしきりいじり倒していたが、嫁さんに、セミナー中そんなことはしたらしばく、とお約束のように強くクギを刺された。ほかのカップルに目をやると、お洒落な金持ちカップルだらけではなく、意外と普通の人たちだった。しかし、十人十色とはよく言ったもので、それぞれの夫婦のパワーバランスやファッションセンスなどバラバラだった。セミナは2組に分けられ、僕は我々夫婦に加えて、アメフト出身風のスリーピーススーツを着た旦那とギャル風の嫁(アメギャルカップル)と顔はハーフ系でイケメンなのにひょろっと正直ダサい上着を着た旦那とヤンママ風の嫁(ハーフヤンキーカップル)という面子。プレセミナーはもろもろの都合上プレパパ沐浴体験からはじまった。やはりプレパパという響きはどうも落ち着かない。

 沐浴に関しての説明を店員の女性から受けるのだが、案の定の奥様方の落ち着きに比べて、プレパパたちの恥ずかしい感がすごい、特にハーフは「来たくなかった感」を全身から出して、スマホゲームをしている。おそらく若いのだろう、そういった態度に覚えがないわけではないが、幾重にも積み上げたクンフー(失敗ともいう)の結果、そういう態度が傍から見ると逆に恥ずかしいということを心から理解している。アメフトはおそらく僕と同じぐらいの年齢か。社会人としての正しい姿勢で、話を聞いていた。

 そもそも、沐浴というのは修行僧にガンジス川でのみ許される行為だと思っていたのだが、どうやら生まれたばかりの子供は頭も腰もグニャグニャで、ハービバノンノ的入浴ではなく親がとても優しくお湯をかけて体を洗わないといけないらしい。この軟体のお陰で、狭い産道を抜けることができるということか。面白い。

 いざ沐浴体験。しかし、、、この頭が後ろにガクンといかないように、常に保ちながら全身を洗うというのが結構むずい、、、。もし、ミスってガクンとなっても何回までならセーフなのかというバカな考えを口に出さないように、真剣に取り組む。しかし、首ガクンだけを注意していると人形の足があらぬ方向に曲がり押しつぶされたりしてしまう。なおかつ、この沐浴、頭だけでなく、腰ガクンも気を付けなければならぬ、肌が柔らかいためにきつく拭いてはならぬ、などなど禁止事項と注意事項のオンパレードなのである。沐浴おそるべし。。

 沐浴の後は母親の一日というような流れで、都度必要になるベビー用品を説明していただき、僕が趣味に使った金額なんて可愛いもんだったなぁと感慨深く子供の出産が迫ることを実感した。

 締めくくりとして用意されていたのが妊婦体験。もしお腹に子供がいたらこんなに辛いんだよということを世の父親に思い知らしめるために科学の粋を用いて作られたベストを着用する。それぞれのプレパパが順番に体験するのだが、名誉ある一番に指名された。ベストをつけるとわが子の重さがぐっと肩にのしかかる。そして、プレパパ、プレママたちに無言でみられるという恥ずかしさが心に押し寄せる。もちろん足から崩れるわけでもないし、いきなりよろけるわけでもない。しかし、しっかりと重く、動きづらさや腰の曲げにくさなどが実感できる。僕は少しだけ大げさに、おおっ、っとリアクションをしてその辛さを実感したことをプレママたちにアピールした。クンフーの成果である。アメフトも同じように、「いやぁ大変ですね。」と無難なコメントをしていた。かなりの使い手と見える。さぁ、ハーフの出番である。装備するなり、颯爽と立ち上がり、「意外に余裕っすね!これ出産前にジムとかでちゃんと鍛えてたらいいと思います!」と、謎の強い男アピールを始めた。さっきまで隙を見ればスマホをいじり、全身からだるさを醸し出していたあの男が、意味不明にも嬉々とした表情をしている。まったく、期待に応えてくれる男だぜ。あのハーフの1.5倍の体格を持つアメフトでさえ、謙虚な姿勢を見せるこの場で、お前がそれを言うか。ほうら、見なさい周りのプレママの目を。。

 

 

 そういえば、沐浴って何歳まで必要になるんだろう、、、?

 「大体1か月から2か月ぐらいですかね(by店員)」 

 

 ん?おれほぼ出番ないやん。

 

おわり

とりあえず、自己紹介。

はじめまして。

初めてブログを書きます。

実は2018年5月予定で、第1子が誕生予定で、オトンになる予定です。

自分が今まで経験したり、考えたり、感じたりしたこと子供に全部を伝えることって、できひんやろうなぁと思いブログに残してみようかなぁと。

エッセイみたいな感じで頑張ります。

名前とかプロフィールとか設定とか全くよくわからない状態で、ヨロヨロと千鳥足のスタートですが、これから改善していく予定です。

よろしくお願いします。